なるほど健康メモ

片頭痛の症状(2009年9月号)

目の前がチカチカしてきて、そのチカチカが広がり、15分くらい後に今度は、ドッキンドッキンと頭が脈打つように、そして「あたかも頭に心臓があるかのように痛くなる」これが典型的な片頭痛の症状です。

実際、症状は様々で、「ズッキンズッキン」や「ズキズキ」、時には「グーッとくる」といった場合もあります。

また、「目の前がチカチカする」などの前兆がまったく無く、突然痛くなるタイプや「片」が付くにも関わらず両側が痛くなることもあり、治療しないと半日から2~3日も頭痛が続くこともあります。

大人だけでなく、小中学生にも片頭痛の症状が見られますが、頭痛が短時間で治まるなど大人の症状とはかなり違いがあるようです。

 片頭痛は、肩こりからくる頭痛より症状が重く、日常生活に支障をきたす場合や 嘔吐(おうと) ・下痢(げり)を伴うことで寝込んでしまう場合もあります。また、音や光、匂いに敏感になることから、暗い部屋でじっとしていなければならないと言う人もいます。

人込みや換気の悪い場所、直射日光、テレビやポータブルゲーム機器から発せられる光、ライトなどの強い光、騒音、強烈な匂い、朝食をとらない人に多い空腹による低血糖などが片頭痛の誘因となり、一般的には、月に1~2回、多い人では週に1~2回の頻度で症状が表れます。

片頭痛を患う人が、自らが「片頭痛を患っている」ということを認識している割合は、11.6%だそうです。

多くの人が片頭痛で苦しんでいるとは思っていませんでしたが、自分では気付いていないだけで、相当の人達が悩まされていそうです。