なるほど健康メモ

新型インフルエンザに感染してしまったら・・・(2009年11月号)

 現在、新型インフルエンザ感染者が増加していますが、今後更に感染者の増加が予想されています。それでは、もし新型インフルエンザに感染してしまったらどうすればよいのでしょうか?

 まず知っていただきたいのが、新型インフルエンザの致死率は推定0.4~0.5%だということです。すなわち1,000人感染したら4~5人死亡するという値で、感染したらすぐ命に関わるという値ではありません。

 その為、もし感染してしまっても冷静な対応をお願いしたいと思います。最も大切なことは、市民の皆さんで感染者数を最小限に抑えて、死亡者数を最小限に食い止めるということです。具体的な方法としては、自分の症状が新型インフルエンザかも?と思ったらすぐ病院へ行くのではなく、一度医療機関に電話してから行くということです。

 連絡なしに病院へ行くと、元々持病があって身体が弱っている人が大勢集まっている所ですので、自分が発生源となって爆発的に感染者数を増加させ、死亡者数を増やしてしまいます。一度電話しておくことで、病院も色々体制を整えてからスムーズに診察することができます。

 また、診察の結果やはり新型インフルエンザの可能性が高ければ、薬を飲みながら極力自宅から出ないことが感染を広げない方法です。感染者が人の大勢集る場所へ行くと感染者が爆発的に増加しますので、外出を極力自制していただきたいと思います。手洗いやマスク着用、うがいはもちろん感染予防には大切ですが、それ以上に感染した後の対応も非常に大切です。

 今後、北見市の新型インフルエンザ感染者が増加しないよう、市民の皆さんの冷静な対応とご協力をお願いします。