なるほど健康メモ

「うつ」って何?①〜自律神経失調について(2010年9月号)

ストレス社会の中、強いストレスにさらされてる方が増えています。それに伴い老若男女を問わず「うつ病」や「自律神経失調」を わずら患う方が年々増加しています。 「うつ」は、大きく分けて体の症状と心の 症状が出現します。

まず体の症状として自律 神経の失調によるものです。 人は心理的なストレスがかかると動悸がし たり、胃が痛くなったり便意をもよおします。 運動会のスタートラインに立ったときのあれ です。これは自律神経が乱れ、ストレスから 回避してほしいと体から出されるサインなの です。
生活のストレスからも症状は多岐にわたり 出現します。ストレス性とは考えにく、症 状が改善しないことを不安に感じます。不安おちい がさらに症状を悪化させるという悪循環に陥ることがあります。大変つらい状態となり気分の落ち込みも強くなり日常生活にも支障をきたすこともあります。

気になる症状が出現したらまずそれぞれ診療科を受診、検査を受けましょう。各診療科での検査に問題がなければ自律神経の失調が疑われます。

まずストレスによる症状であり、悪いものではないと理解することが必要です。不安を やわ和らげ、心と体が休められるようリラックス することが大切です。緊張が高くうまく休め ない場合には抗不安薬(安定剤)などを使用 することも有効です。
ストレスに負けず健康維持のため、休息と 楽しむことを確保していきましょう。