なるほど健康メモ

インフルエンザ(1)

北見医師会では、毎年北見市のほぼすべての医療機関を対象に、インフルエンザの発生状況の調査を行っています。
それによると罹患者数は、2008-09年、5,395人(延べ人数)、2009-10年、7,198人(ピーク10月〜11月)、2010-11年、6,314人、2011-12年、8,152人であり、北見市民の大体5〜7%が毎年インフルエンザにかかっています。

インフルエンザは、毎年のように流行するウイルスの型(亜型)が変わります。2009年の新型インフルエンザ(H1N1/09)のパンデミック(大流行)は記憶に新しいところです。

今年は、昨年と同様にA香港型(H3N2)、B型が主流だと予測されていますが、とくにA香港型やH1N1/09の変異ウイルスに注意が必要とされています。

2009-10シーズンの流行のピークは9〜12月でしたが、それ以降は流行のピークは1〜3月頃に戻りました。

インフルエンザワクチン接種

インフルエンザの予防として、まず重要なことは、やはりワクチンを接種することです。
ワクチンは、その年に流行が予測されるA香港型、新型インフルエンザ、B型の3種類のウイルス抗原が入った不活化ワクチンです。接種後、2週間ぐらいで抗体の上昇がえられ、その効果は約5ヶ月間は持続します。

北見市のインフルエンザワクチンの接種率は、65歳以上の方でも50%台に留まっています。まだ接種されていない方は、早目に接種されることをお勧めします。