なるほど健康メモ

ワクチンのススメ

病は予防が一番!!ですが、そのための有効な手段として「ワクチン」があります。ワクチンで防げる病気はいくつかありますが、かかってしまうと生命がおびやかされることさえあります。昨年、乳幼児を対象に小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンが定期接種化(接種は公費負担で行われます)されました。

この二つのワクチンは細菌性髄膜炎(ずいまくえん)という病気を予防するワクチンで、有効性が非常に高いワクチンです。その他にも任意接種(接種は自己負担です)ではありますが、新しく耳にする子どもを対象としたロタウイルスワクチンやB型肝炎ワクチンなども予防効果に優れたワクチンなので、積極的に受けてもらいたいところです。

ワクチンのススメ

ワクチンは決して子どもだけではなく成人(高齢者も含めて)も対象としています。昨年は全国的に風疹(ふうしん)が流行しましたが、かかった人のほとんどは成人(男性は女性の3倍近くです)だったことが特徴です。実はこの年代の男性の多くが風疹ワクチンを受けていない世代の方たちでした。

大人の方へ:受け忘れているワクチンはありませんか?

子どもを持つ親御さんへ:お子さんはワクチンをちゃんと受けていますか?

公費負担の定期接種だけでは決して十分とはいえません。任意接種も積極的に受けて、ワクチンで防げる病気から身を守り、こうした病気が地域から発生しないようにみんなで協力していくことが大切です。なぜならワクチンは病気から個人を守るだけではなく、多くの人たちがワクチンを受けることで、周囲の人たちやその人たちが住む地域を守ってくれるからです。