なるほど健康メモ

健康寿命?(H26.11月号)

健康寿命とは、「日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間」のことです。
2010年(少し古くて申し訳ありませんが)の厚生労働省の発表では、男性:70 歳、女性:75歳となっています。一方、平均寿命は、2014年 日本人男性:80歳、女性 :87 歳(女性は世界一)となっています。

とても喜ばしいことに思われがちですが、問題は平均寿命と健康寿命の間にある差です。男女ともに約10年間かそれ以上、晩年に何らかの形で介護が必要になるということを示しています。
未婚・晩婚・核家族化・少子化時代、一体だれが介護してくれるのでしょうか…。

健康寿命?(H26.11月号)

さて、今このコラムを読まれているあなたはおいくつでしょうか?お仕事はされていますか?定年はありますか?元気な間の余生はお考えですか?
いずれにしろ、まずは健康が第一です。「ぴんぴんコロリ」という言葉をご存じでしょうか。元は長野県から発信されているようですが、要するに「死ぬ間際まで、健康でいよう」という発想です。とても大事な考えだと思います。

そこで重要なのが、一家の系譜です。肥満・高血圧・糖尿病などのメタボはありませんか?
であれば、積極的な治療(ダイエットを含めて)を受けてください。
がん家系ではありませんか?乳がん・卵巣がん・子宮体がんなどは特に注意です。また、骨折も自立的生活の大敵ですので、閉経後の女性は骨そしょう症対策も重要です。

適度な運動と節制。イライラ・プンプンしない穏やかな人間関係。健診の有効活用などで、「ぴんぴんコロリ」を目指しませんか?