なるほど健康メモ

がん検診を受けましょう!(2011年11月号)

皆さんは定期的にきちんとがん検診を受けていますか?
現在北見市でクーポンを配布し、特定の年齢の方に大腸がん検診を無料で行っていますので、該当する方は絶対に受けましょう!

北見市の胃がん、大腸がんの検診率は共に約10.5%(平成22年度)、つまり100人がん検診を受けるべき人がいるのに10人くらいしか毎年受けていないのです。
これに対し釧路市では、約13%と北見市よりだいぶ高い受診率となっています。胃がんと大腸がんというのは早期の状態ではほとんど症状はありません。
そのため症状がないうちから、がん検診を積極的に受けて頂きたいと思います。他のがんにも言えることですが、がんは早期発見・早期治療というのが基本です。それは早期で発見した方が治療もそれだけ小さな治療で済み、完治する可能性も高くなるからです。

多くの胃がん大腸がんの比較的早期の場合では、内視鏡(胃カメラ、大腸カメラ)や腹腔鏡で治療できるのでお腹を切らなくて済みます。そのため入院期間もそれだけ短く身体への負担も最小限にできます。

がん検診を受けましょう

一方腫瘍が大きい場合では、腫瘍を取りきるためにお腹をあけて広範囲の手術をしなければならないため、入院期間が長くなり身体への負担も大きくなります。
さらに場合によってはよりきちんと病気が治るように、手術後抗がん剤の投与を行う場合もあります。
そのため皆さんには是非積極的にがん検診を受けて頂き、がんが万一できていたとしても、内視鏡か腹腔鏡手術で治療できるくらいの状態で見つけて頂きたいと思います。

個人的な意見ですが、特に中高年の方は1年に1回は胃カメラと便潜血反応検査、2~3年に1回大腸カメラを受けて頂くと特殊ながんを除けば、比較的早期でがんが発見できると思います。