なるほど健康メモ

救急車をいつ呼ぶべきか(H29.9月号)

近年、救急外来に行く患者様が増えておりそれに伴い救急車の出動回数も増えています。しかし中には救急車でなくてもよい方もいて、本当に必要な患者様の元へ到着するのが遅れてしまったりするようなケースもあります。迷ってしまうことも多いと思いますが、どのような場合にすぐ救急隊に連絡するべきか挙げてみます。

救急車をいつ呼ぶべきか(H29.9月号)

<大人の場合>
①顔:・顔半分が動きにくい、またはしびれる呂律が回りにくい、うまく話しができない視野が欠ける・突然二重に視えるようになる・とにかく顔色が悪い
②頭:・突然の激しい頭痛・支えなしで立てないほどのふらつき
③胸、背中:・急な息切れ、呼吸困難・突然の激痛・胸の中央の締めつけ感、または圧迫されるような痛みが数分続く
④手足:・突然のしびれ・突然脚や腕に力が入らなくなる
⑤その他:突然の意識障害・痙攣・強い吐き気

<子どもの場合>
①顔:・唇の色が紫色
②頭:・頭痛、痙攣がある・頭をぶつけたあとの意識消失、痙攣、出血が止まらない
③おなか:・激しい下痢、嘔吐で意識が朦朧としている・ウンチにたくさん血がついて
いる
④手足:・手足が硬直している
⑤その他:・意識障害・ひどいじんましん・広範囲のやけど・ 痙攣が止まらない、止
まっても意識が戻らない など

上記の症状の時には躊躇無く救急隊に連絡しましょう。そして無駄に救急車を呼ばないようにすることが大切です。