医師会事業

北見医師会治験審査委員会

北見医師会治験審査(臨床研究審査)委員会の設立と意義

北見医師会治験審査委員会委員長:高橋 謙之祐

私達、北見医師会員は市民の健康を守り、地域医療をより良いものとするため、日常診療に日々全力を尽くしています。そして、その診療内容も従来の慣行に留まることなく、さらに研鑽を積んで、自らの医療水準を今以上に高めることが要求されています。そのためには、開業医であっても治験用医薬品、新医療機器、新術式などにかかわる臨床研究が可能な体制を構築する必要があります。

そこで、私達は北見医師会治験審査委員会(Institutional Review Board,IRB)を2003年10月に創設しました。この委員会では、治験用医薬品、新医療機器、新術式などにかかわる医学研究および臨床応用に関して、倫理性や科学的妥当性について調査審議をおこないます。そして、その研究の非合理性、独善性、非倫理性を排除します。

北見医師会治験審査委員会

われわれの IRB は、北見医師会員の治験研究や臨床研究の支援支持をいたします。このような活動を通じて、より良い治療薬や治療方法の開発、そして市民の健康の向上に寄与できると考えます。このIRBを通じて、地域の小規模医療機関がいろいろな規模の治験研究に参加が可能となります。そして、治験に共同参加した他の医師との情報交換や新治験の成績の実現を通じて、医療レベルの向上が期待されます。

一方、地域医療の担い手の医師が、医学研究を行うことが可能となり、医学の発展や進歩に参加できるようにもなります。
また、北見地域のいろいろな職種の方が、人体に影響を与える試験や実験を行う場合も、北見医師会IRBで審査を行うことが可能であります。

今後とも、IRBに対するご理解とご協力をお願いします。