なるほど健康メモ
乳児用液体ミルク~メリット・注意点~(H30.11月号)
最近話題になっている液体ミルク。
育児負担の軽減や災害時に役立つと、大変期待されています。海外では広く普及しており、本邦でも海外製品で半年、国産で2年後には流通が始まります。
液体ミルクの利点は
①そのまま使用可能
②濃度が正確
③1年間常温保存可能
④乳嘴と哺乳瓶の洗浄、消毒がいらない
「粉をお湯で溶かして冷やす」必要のない液体ミルクは、次のような様々な場面で役立ちそうです。
・育児負担を軽減
・旅行、外出時に便利
・災害時
・無菌状態であり衛生的
・預けるときに安心
・海外からの旅行者のためにも

心配なこととしては
❶保存期間が短い
(粉ミルク:開封後1か月)
(液体ミルク:開封後冷蔵保存で48時間)
❷価格
(海外では1本 100~ 150円)
(粉ミルクの約4倍)
その他注意点には、牛乳アレルギーがありますが、これは粉ミルクも一緒。水と熱源の確保が難しい災害時には、感染リスクのない液体ミルクの利用が推奨されています。