なるほど健康メモ
インフルエンザ~症状、診断、予防法~(H30.12月号)
インフルエンザが流行する時期になりました。罹患すると身体的負担以外にも、登校、就業制限など社会的負担も少なくありません。今回は、インフルエンザの症状、診断、予防法についてご紹介します。
インフルエンザの症状
・高熱
・頭痛、筋肉痛、関節痛
・咳、鼻汁、咽頭痛
風邪症状に似ていますが、高熱や倦怠感が急激に起こること、続いて咳・鼻水などの症状がでてくることが特徴的です。
インフルエンザの診断
鼻腔ぬぐい液による迅速診断キットを用います。発熱後6時間から診断可能ですが、最近はより早期に診断可能なキットもでています。感度は落ちますが、鼻かみ液でも診断できることがあります。
インフルエンザの予防
インフルエンザに罹患しないためには、日常でできる予防を徹底することが大切です。
・手洗い、うがい
・人ごみを避ける、マスクをする
・適度な温度、湿度 50~ 60%
(ウイルスは低温、低湿を好みます)
ワクチン接種も有効です。効果は接種後2週間~約5か月持続します。低率ながらも肺炎、脳症など重篤な症状を呈しうる病気でもあります。上記予防の徹底、早期のワクチン接種が大切です。