なるほど健康メモ

更年期障害について(R2.4月号)

更年期症状とは、更年期に現れる症状です。他に症状の原因となる病気がないことを確認して診断されます。また、症状がひどく日常生活に支障をきたす場合は更年期障害といいます。更年期の期間は平均して閉経前後5年といわれていますが、個人差があり、海外では10年程度ともいわれています。

症状は、いわゆるホットフラッシュといわれるのぼせやほてり、頭痛、だるさ、不眠、目まいといった身体症状、また気分の落ち込みや不安、やる気が出ない、イライラするなどの精神的症状まで多様です。

子宮頚がんについて~早期発見・予防のために~(R2.2月号)

原因は女性ホルモンが低下することです。すべての女性に出現するわけではなく、症状も一人一人違うのが特徴です。治療については生活習慣の改善(体を冷やさない、中心性肥満に気を付ける、適度な運動をする)が効果的です。また薬物療法については、漢方薬による症状を和らげる治療、ホルモン値を上昇させて症状緩和を図るホルモン治療があります。

厚生労働省によると、日本では更年期障害で治療を受けている方は13万人以上いらっしゃいます。ホルモン剤による治療については、適正に行えば大きな副作用なく行える治療です。

p>しかし、子宮体癌や乳癌発生リスクがあるため、定期的な婦人科がん検診、乳がん検診を受けていただくことが条件となります。ご不明な点はお近くの産婦人科にてお気軽にお尋ねください。