なるほど健康メモ

フレイルを予防しよう(R3.3月号)

最近話題のフレイルという言葉をご存知でしょうか。フレイルとは加齢に伴い身体の予備能力が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態と定義され、健康状態と介護が必要な状態の中間に位置するとされています。

フレイルは生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こして健康寿命を短縮することで、生命予後にも影響する危険があります。

以下にフレイルの特徴を記します。
①体重減少
②主観的疲労感
③日常生活活動量の減少
④身体能力(歩行速度)の低下
⑤筋力の減少

フレイルを予防しよう(R3.3月号)

これらは加齢とともに普通に出現するものですが、フレイルを進めるリスク因子をしっかり管理することによりフレイルになることを予防することや、フレイルになったとしても早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があります。

フレイル予防のポイント
フレイル予防のポイントは「運動」「栄養」 「社会参加」の三位一体です。加齢に伴い進むフレイルには、筋力低下など身体的な虚弱だけではなく、社会性の虚弱やこころの虚弱も大きく影響します。感染症の蔓延により、家の中に閉じこもりがちな昨今ですが、しっかり食べて運動し、社会活動にも積極的に参加してフレイル予防に心がけてください。