なるほど健康メモ

気になる脚のむくみについて② 肝臓と腎臓の障害(H28.7月号)

脚のむくみを生じやすい病気として、肝臓障害(肝硬変)や腎障害があげられます。

脚のむくみと関連しているのがアルブミンという物質です。アルブミンは血液中に含まれるタンパク質の一つで、血液の浸透圧を調節する働きをしています。

浸透圧とは、血管に水分を取り込んだり、排出したりするときの圧力のことです。体内でアルブミン量が低下すると細胞と細胞の間にある水分を血管に取り込めず、水分がたまりやすくなります。

気になる脚のむくみについて② 肝臓と腎臓の障害(H28.7月号)

アルブミンは食べ物に含まれるタンパク質をもとに肝臓で合成され、腎臓でろ過されます。そのためアルブミンが低下している場合
には、肝臓や腎臓などに障害がある可能性が考えられます。そのサインの一つがむくみです。

脚などのむくみがなかなか治らない場合には医療機関を受診し、肝臓や腎臓などの機能をチェックし、必要であればアルブミンの検査をお勧めします。