なるほど健康メモ

脳卒中にならないために(R4.11月号)

寒さとともに脳卒中の発症が心配される季節になってきました。

脳卒中は脳血管障害とも言われ、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳血管が裂けたり破れたりする脳出血とくも膜下出血があり、脳細胞が死んでしまい脳に障害を残します。

半身まひ、歩行や言語の障害などの後遺症がずっと残ることが多く、寝たきりになる原因で第一位、認知症になる原因では第二位という病気です。

そこで、脳卒中にならないための予防が非常に大事になります。運動不足、喫煙、お酒の飲みすぎ、過剰な食事、肥満などの生活習慣の乱れを改善したり、高血圧、脂質異常、糖尿病などの生活習慣病を改善することで脳卒中の発症は予防できます。

脳卒中にならないために(R4.11月号)

特に血圧のコントロールが重要で、塩分の摂り過ぎに注意し、塩分を対外に出す働きのあるカリウムを含む野菜や果物等を摂るのもおすすめです。

急激な寒暖差は血圧に大きな変動をもたらすため、冬場は浴室や脱衣所も暖めたりトイレの温度差にも気を配りましょう。

最後に、日本脳卒中協会が作成した脳卒中予防十か条を紹介します。
1.手始めに 高血圧から 治しましょう
2.糖尿病 放っておいたら 悔い残る
3.不整脈 見つかり次第 すぐ受診
4.予防には たばこを止める 意志を持て
5.アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
6.高すぎる コレステロールも 見逃すな
7.お食事の 塩分・脂肪 控えめに
8.体力に 合った運動 続けよう
9.万病の 引き金になる 太りすぎ
10.脳卒中 起きたらすぐに 病院へ